曇り時々晴れ通信

出来事、考え事、独り言。

「監査役 野崎修平」をたまたま見て切なくなる

www.wowow.co.jp

またWOWOWの話になってしまうのですが、連続ドラマWで2018年1月~3月に放送していた「監査役 野崎修平」が、現在平日の午後に1話ずつ再放送しています。明日が最終回。元々これを放送していたのは知らなかったというか、WOWOWのスポット番宣で見かけたぐらい。その昔織田裕二大好き時期があって、彼の出演するドラマはほぼ欠かさず見ていましたが、いろいろ干されて(?)というか彼の結婚を機に結構地上波をはじめとしたメディアの日の当たるところで見かけなくなったので、直近で見たのは確かTBSの「IQ246」の法門寺沙羅駆の役だったかなぐらい。先週頭あたりに再放送がされているのをたまたま見て、展開が気になり毎日見ているという始末です。

この「監査役 野崎修平」の原作はビジネスジャンプというマンガとのこと。ビジネスジャンプという漫画誌自体名前は知っていても呼んだことがない。しかも連載されていたのは2000年初頭というのだから、まったく知らないはずです。しかしなぜに20年も後にドラマ化するのでしょうか。原作ファンからすると青天の霹靂でしょうね。

ストーリとしてざっくり言うと、監査役という大手銀行の役員になった主人公が、頭取や専務、乗務の様々な思惑や不正と対峙していくというもの。途中2話ぐらい見れなかったのですが、毎回槍玉に挙げられたキャストが次々左遷されていったり、もちろん主人公自体が窮地に陥ったり、頭取のラスボス感が満載だったりと、全体的には暗いドラマです。実直であるが故に、(役員からが愚直と揶揄されてますが)敵も多く、難題が次から次へと降りかかります。織田裕二の演技も相変わらず暑苦しく(※オーバーともいう)、イーデザイン損保のCMよろしく真面目で熱い熱血漢役は彼ならではといったところでしょうか。

さて、主人公の野崎修平は前述の通り不正が大嫌いで、自分の所属する銀行にとって不利益でも、ダメなものはダメだと公表し謝罪し、清廉潔白な企業体質を求める考え方なのですが、現在の自分にちょっと投影する部分があり…。

というのも、私も一宮仕え人間として、不正とはいかないまでも間違いや不正確性に目を瞑ることが出来ない性格。気になりだしたらずっと気になる性分ですので、同僚で仕事のやり方に適当さや不注意を見つけると、見過ごせないのです。ミスに気づいたらそのときに修正処理しておいたほうがいいと考えています。
私の上司は、「君の言う通り今までも実は正確性に書いていた案件など明るみになっていないだけで山ほどあるだろう。しかし限られた人員でこれだけの膨大な業務があり、全部を正確にきっちり処理するのは到底無理。人間は間違うもの。それをいちいち気にしていたらきりがない。ある程度は正確に処理しなければならないが、ミスが発覚して火の粉があがったときに対処すればいい。別に命を取られるわけじゃない」とたしなめるのですが…。後日監査などで指摘されて、修正することになったほうが手間取るし、やっぱり間違いは間違いなので。でも見つからなければ間違っていてもいいのか…?
そんなモヤモヤをずっと持ちつつ、火の粉だけならともかく火を吹いたときを想像すると不安で不安でしょうがない。でもそうやってテキトーにこなして、見つかったとき考えたらいいやっていうスタンスにはどうしても成りきれない自分がいて、働き方、考え方、信念などなど、答えは見つからないまま。見つかる人なんていないだろうけど。

このドラマ、エンディングのスタッフロールは、大都会をバックに主人公野崎修平こと織田裕二の後ろ姿の静止画のみで構成されています。やがて背景が脳トレの徐々に変化していく絵のように、すべて大空に変わっていくのですが。

f:id:masarch:20180412182256j:plain

この時に流れているエンディング曲の悲壮感というか切なさが忘れられません。別に私は役員相手の仕事などしていないし派閥や出世などと無縁だけれども、侘しさ寂しさが募る今日このごろにこの曲は滲みました。サントラが出ているようですが、試聴を確認したところ収録されていませんでした。どうやらメインテーマのオーケストラver.っぽいのですが…。