曇り時々晴れ通信

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ナイキの掟

世界のスポーツギアの王者として君臨するナイキ。いったい何が惹きつける要素になっているのかを自分の中で考えてみました。

まずやはり言及しなければならないのがブランドロゴ、いわゆるswooshマークです。ナイキの発祥がオニツカタイガー(現アシックス)の輸入販売だったという話は既に広く知れ渡っていますが、調べてみるとこのswooshマークは勝利女神ニケの翼をイメージしたものらしいです。その後オニツカタイガー製のシューズにこのロゴを縫い付けて販売することに対して法定争いまでに発展し、ナイキは独自路線を歩み始めます。日本においては、このロゴによる洋モノ感が消費者の心をくすぐったのかなぁと思っています。私も小学生の時、当時担任だった先生が紺色のコルテッツを履いていたのを今でも何となく覚えていて、マネして履きたかったものの、販売店を容易に見つけられるわけもなく、まだブームが来る手前のひっそりとした認知度だったと推測されます。

このswooshマークですが、シンプルにして躍動感、キレ感、シャープさが本当ににじみ出ているロゴだなと現在でも思えるものです。約35ドルのデザイン料で生まれたというのですから、デザインした人の功績たるやいなや感心してしまいます。後世にここまで影響力を生むロゴだとは思いもしなかったでしょう。ところでこのswooshロゴですが、昔はロゴ面積というか上下の幅が広めなものや、全体的に角度が寝ている配置だったように思います。復刻モデルのある今でもそれは再現されています。

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私には、これはレトロ感を醸し出しながらも、お世辞にも洗練されているとは言い難いものでした。何というかよく言えば「可愛らしい」swoosh。寝そべっているナイキとでも言いましょうか。

今でも使われているロゴ、「NIKE」の文字下にあるswooshが上向きにピンと跳ねているのも関わらず、このコルテッツに代表されるものは、寝そべっているのです。

対して、現在は代表ロゴからは「NIKE」の文字が消え、swooshマークのみで表現しています。この基本ロゴにあるswooshの角度が大好きなんです。

実は逆に、もう少し角度を立ち気味にさせたswooshもシューズに使用されることがあります。

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これも寝そべっているよりかは許容できるのですが、やはり王道は基本の角度ですね。あれを忠実にシューズにデザインされたものが好きです。

以前、ナイキはどのswooshが一番しっくり来るのか?という主旨の研究をテレビのバラエティで見た記憶がありますが、その人はちょっとずつ角度を変えて比較し、アンケートなども取っていたと思います。(番組内ではベストな角度を発見し発表されたようですが、そのあたりはあまり記憶に残っていません…)

こうやって上記の2つの画像を改めて眺めると、寝ているのと立っているのではかなりの差がありますね!これぞ一目瞭然。それぞれお好みはあるかと思いますが。

 

しかし、私にはもっと嫌いなswooshがあるのです。それは、逆swooshとつま先swooshとソールswooshです。

 

逆swooshとはこんな感じ。http://www.kukuta.jp/images//v/108/20150723111000143762100011340.jpg

 

つま先swooshとはこんな感じ。http://sneaker-peace.com/wp-content/uploads/2016/03/nike-lebron-13-low-bred-black-red-white-1.jpg

 

ソールswooshはこんな感じ。

https://img08.magaseek.com/images/item/20171002/500573420024.jpg?sr.dw=700

つま先とソールの合わせ技なんてのもあります。

http://sneakerwars-image.com/images/3689/larges/NIKE-LEBRON-12-MERLOT-METALLIC-SILVER-PINK-FLASH-VOLT-14.jpg

 

他にも、アンクルswooshやストラップswooshなどのパターンがあります。このある種邪道とも言えるswooshの配置が許せないのです(保守的ですいません…。)

 そして余談ですが、こういうデザインはレブロンシグニチャーモデルに多いですね(笑)

 

デザイン上、生地やパーツの範囲によりどこにswooshを持ってくるかによるのでしょうね。でも「余計なものは入れない」©PASCOと謳うように、入れりゃいいってものでもないと思うんですよね。特に逆swooshは、ロゴ自体が文字通り反転しているために、人間が本来動く前進方向への躍動感を否定しているように見えます。つま先swooshは真横からでは見えにくいし、ソールswooshは大きさが出せないために控えめな印象になります。これらは、街中で履くのには逆におしゃれなのかもしれませんね。ですが、競技で履くときには、是非基本swooshでいきたいものです。

 

ということで、私は異端swooshのモデルは最初から眼中になく、どれだけ高機能でどれだけすごくても、swooshが定位置にないシューズは候補から外してしまいます。ここ数年のナイキを観察していると、この先なかなか私好みのシューズ(バッシュ)は出てこないでしょうね…。残念です。