曇り時々晴れ通信

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アシックスへの葛藤

私はバッシュはアシックスかナイキと決めています。というか決めていました。

 

と言うのも、アディダスのそれは足幅に合わないし、ミズノもレパートリーが少ない。そんな中、最近初めてアンダーアーマーのバッシュを買ってみたことは、かなりの冒険と言えます。それでもネットで買う前に、一応は実店舗で色違いの試着をし、自分の中でGOサインを出した結果なので、不満は今のところありません。(もちろん日本人向けラストのモデルだということもありましたが)

 

アシックスと言えば日本企業であり、バスケットボールに限らず他のスポーツでも日本人のためのシューズ作りには定評がありますので、古くからのファンも多く、典型的な日本人型の甲高幅広の人は半ば選択の余地がないような感じで選ぶようです。

一方のナイキは、ルーツはアシックスの前身オニツカタイガーであることは広く知られていて、そのデザイン性と機能性の融合から爆発的に人気が出て現在も世界シェアナンバーワンに変わりはありません。主に欧米向けのノーマルラストのものがメインですが、アジア人向けのEPというバージョンも出しているので、一概に幅が狭いとか、旧来からの日本人足に合わないといったことはアリません。ただシリーズによって同じサイズでも大きめだったり小さめだったりするものがありますので、細身の足型の人以外は、デザインが気に入っても試着した方が無難です。

 

そんな中、バスケットボールの最高峰といえばNBA。そこでもマイケル・ジョーダンの作ったブームからナイキは今でもシェアは高く、新進のアンダーアーマーもまだ牙城を崩せていません。80年代、90年代に比べて日本国内でのメディアの露出が格段に増えている今、プレイヤーの憧れは今も昔も変わりません。そこで大好きな、あるいはファンの選手が履いているモデルとなると気になり、同じものを履いて、同じようにコートを走りたいという願望は誰しももしあわせていると思います。たとえそれが叶わぬ絵空事だとわかっていても、せめて自分自身の中でのイメージは憧れの選手のつもりでありたい。私も多分に漏れずそうでした。燦然と輝くナイキのスウォッシュマーク。単純でシンプルだけれども、今でも褪せないそのラインは多くの人々を魅了しています。

 

数日前、プレーする機会があって、所有しているアシックスとナイキのバッシュのどちらを履こうか迷ったという話を書きましたが、このことは私の中でずっとモヤモヤしている問題です。

 

と言うのも、近年のナイキのデザインはともかく、やはり自分がプレーするときに他人からカッコよく見られたいということと、自分の中での満足感。これを考えるとアシックスは不利です。例え好きな選手と違ったモデルであっても、バスケ=ナイキ、いやNBA=ナイキという図式が崩れることはないでしょう。もちろん代名詞となるクッショニングシステムの「エア」を始め、「マックスエア」、「ズームエア」、「フライニット」「ルナロン」、そして最新の「リアクト」などなど、機能性も持ち合わせています。実際、久しぶりに足を入れてみるとそのフカフカとした独特の感触は、「あー、エアが効いている」とわかるほど柔らかで独特です。

 

しかし、いざそれを履いてプレーしてみると、足が遊ぶというか全体的におおざっぱな印象を受けることがときどきあります。もちろんシェア的に見ても、トッププレーヤーが実際はいているのですから、その機能面での信頼はあるのですが、私のような底辺のユーザーからの視点では、どうしてもデザインありきのような気が少なからずするのです。フィッティングに関してはシューレースの調整が足りないんじゃないかとか、サイズが合ってないんじゃないかということももちろん考えられますが、シューズに限らず、良い意味でも悪い意味でも「洋モノ」という言葉が当てはまってしまうのです。別にナイキが嫌いになったとかダメだなんていうことはなく、他のメーカーも含めて実際製造している国は東南アジア諸国ですので、素材や組み立て構造などは、当然そのモデルの特性を活かすために異なるのでしょうが、縫製がどうとかそういう問題は多分同じだと思います。この「足が遊ぶ」という感覚はおそらくグリップなのかなと最近思い始めました。言わずもがなソールの材質はラバーです。

 

対してアシックス、残念ながらどんな冒険をしても、あの4本ラインが生きつづける限りデザインという面ではナイキに勝てることはないでしょう。その分、例えばゲルフープシリーズにある「レギュラー」、「ワイド」、「スリム」といったラストに応じたモデルを展開したり、NBAでのプロモーションはせずに、国内トップ選手とのタッグで安定した市場をキープしています。一つ面白いのは、アシックスのバッシュで「滑る」という声をあまりきいたことがないことです。個体差はあるのでそうでないバッシュもあるかとは思いますが、だいたいの販売店の売り文句には「グリップ」という文字が出てくることです。この辺は日本の気候やコート事情を把握しているのか、同じラバーでもソールパターンや素材に強みを持っているのかは不明ですが。

 

アシックスには伝統の4本ラインとは別に、主にアパレルで使用される小文字の「a」マークがありますが、これをいっそのことシューズの側面に配したらどうなのかな?と思ったこともあります。今までに4本ラインがないモデルも発売されたことがありましたが、これはぱっ見でアシックスということがわかりませんでした。知っている人はわかるみたいな感じです。けれど今度発売される「BLAZE NOVA」もかかと部に小さく4本ラインのロゴが入っています。古くは体操着やジャージ、ソックスのワンポイントに使われたような、ロゴ部分に関してはどことなくレトロな感じがするのです。

 

私は、アシックスのシューズを履くと、心の満足感は得られませんが、どうやら足は喜んでいる場合が多いようです。エアにかなうようなクッション感はないものの、コートとの接地感やアジリティにおけるゴー&ストップは、ほぼ問題なく行えます。やはり研究され尽くしているのか?と思うぐらい良い感じです。

そこでまた葛藤が生まれます。心と足の両方を満たしてくれればなぁと。

 

現在、ミニバスのコーチとレフリーをすることがメインであり、実際に自分メインで練習したり試合したりということはなくなった今、アシックスでもナイキでもどちらでもよいのですが、ナイキはオールブラックカラーのモデルがないのです。(ナイキiDで作れよという話はなし)正確には、コービーシリーズにあるにはあるのですが、元々コービーが好きじゃないし、そもそもラストも幅狭で合わないのです。となると、アシックスになるのですが、実はアシックスからは指導者・レフリー向けのバッシュがあります。

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アシックス GELJUDGE 3

「3」とあるので以前には「2」と初代もありました。これを履くという手もあるのですが、多くの指導者は現役を退き高齢化していて、体重や足型も増えているのでないかと推測される中、意外に幅が2Eと狭いらしいのです。それ以前に一応バッシュではあるのですが、どことなくウォーキングシューズのような印象を受けるのですがいかがでしょうか。

 

もうすぐ(明日ですかね?)ゲルフープV10が発売されますが、ゲルフープはその年によってはオールブラックカラー、もしくはライン色のみ白もしくはシルバーがあったりします。前作ではソールのみ白という惜しいバリエーションがありました。

しかし、おそらくアシックスのバッシュで最も売れているであろうゲルフープもミドルカット(ハイとミドルの間)なので、レフリーをするには着脱が面倒なのです。で、ローカットを探すと、ゲルバーストに「Z」のついたローカットバージョンがあり、これにはオールブラックカラーが設けられています。(もちろんアシックスにもオーダーシステムがあり、トライフォースやジャパン、ポイントゲッターで作ることができますが、ナイキiDと同様にその選択肢はなしで考えます)。

 

ゲルバーストはゲルフープに対して対角するモデルですが、シューズケースやTシャツなどでも「GEL BURST」という文字が入ったものを多く展開しているので、アシックスにとっては一応ブランド化しています。実際、遠征先などで観察していると、他チームのコーチでレフリーもされる方は、このゲルバーストを履いていらっしゃる方が多く感じます。私と同じ結果に達したのかなと勝手に推測していますが、もはやゲルジャッジを除いて、ゲルバーストぐらいしか選ぶ余地がないのです。つまりは、コーチやレフリーになっても、気持ちは競技者でありつづけたいので、ゲルバーストを選ぶという私の仮説です。

 

そこで提案なのですが、アシックスさん、

 

ゲルバーストのローカットに、ワイドラストでオールブラックカラーを出してください!

 

ゲルバーストシリーズにも「レギュラー」、「ワイド」、「スリム」があることにはあるのですが、それぞれのカラーバリエーションが乏しく、オールブラックカラーはレギュラーモデルにしか設定されていないんです。今持っている「20th Z」でも履けないことはないのですが、アッパーの生地素材が固めなので、使っているうちに馴染む感じがあまりなく、それはそれで爪先部分のフィット感を損なわないようにはできていると思う一方で、長時間はいていると脱いだ時に小指部分がちょっと痛くなるんです。

最近のアシックスも日本人の足型が欧米化してきたことに伴い、先端がすぼまっているデザインのが多くなりました。ゲルバーストもその流れを汲んでいます。ですので、せめて! ワイドラストのモデルに黒を!!(そしたら、ゲルジャッジを作らずに済みますよ?)

 

そして今日もまた、どっちを履こうか悩むのでした。
え? 「ゲルバースト20th Z」か「マイクロGニホンプラスLow」でですよ?(^^)