曇り時々晴れ通信

出来事、考え事、独り言。

【NBA】プレイオフ途中感想[日本時間4/20朝現在]

いよいよ始まっておりますNBAレイオフ2018。1回戦は早くも読めないカードや、やはり順当といったカードもありますが、大方1回戦の2試合を消化した時点となります。

最も気になったのが、西の3位対6位のブレイザーズvs.ペリカンズ。

ラード&マッカラム以外はやや地味めのメンバーで残した3位の成績は、確かに2人に引っ張られながらも結構な強さを出していたので、いきなり連敗したのはちょっと意外でした。ペリカンズもカズンズがアウトになって以降A.デイビスがワンステップアップした感があり、そこにホリデーが加点するようなチームですが、キーマンが現れました。ベテランのロンドです。一癖も二癖もあるこのPG、言わずと知れたセルティックス2008年優勝メンバーですが、当時のセルティックス贔屓の私からすればこの復活は嬉しい限りです。ロンドと言えば、その性格からいろいろと衝突することも多く、ケミストリーの問題からその後は転々と所属チームを移しています。マーベリックス→キングス→ブルズとほぼ1年ずつ移籍していますが、それら3チームでは存在が薄くプレイタイムもさほどなかったように思います。

ところがペリカンズに移籍した今年、イキイキとプレーしている感があり、完全復活と言えないまでも現在は立派にスタメンを張り、影のリーダーとして存在感を示しています。言っても元アシスト王ですからね。ディフェンスも粘っこく、ドライブインからのハンドオフパスフェイクからのレイアップは、オラジュワンかロンドかみたいなところがありました。

しかし、PGにしては弱点があり、それは3ポイントを含むジャンパーとフリースローの確率が低いこと。ほとんどのガード選手が得意とするこの2つは、ロンドには当てはまらず、外のジャンパーはディフェンスに捨てられる(マークされない)ことがほとんどです。しかし全く入らないわけではなく、意外なところで決まったりするので、厄介と言えば厄介ですが。そのあたり、この2戦では流れを変えるシーンで出現していますので、プラスに働いているようです。

このロンドの顔つきがセルティックス時代と明らかに違うのです。当時はチームでは若手だったので、PGながらも諸先輩たちの指示やアドバイスを受けることが多かったのですが、今は反対に指示を飛ばす側で鬼気迫る表情が見て取れました。WOWOWの解説では、練習も含めて試合のプレイビデオをすべて見返してかなりの研究をしているそうですが、そんな真面目なロンド、ロンドっぽくない…。でもそれはとても良いことで本人にとっても今のNBAペリカンズ、ポジションなどいろいろな立場を鑑みての行動なのでしょう。A.デイビスへのアリウープシーンは珍しくなくなりましたし、ファストブレイクからのチェンジオブペース、コートの左右を横断するバウンドパス、そして左サイドからあえてほぼ右手でフィニッシュにいくレイアップ。どれもロンドならではのハイライトです。

一方のリラード。オールスターに選ばれないことへの不満があったり、過小評価されている選手のひとりですが、過去5年ブレイザーズのプレイオフでの成績は、1回戦勝利が2回、敗退が2回、プレイオフ未進出が1回となっていまが、(ちなみにペリカンズは2015年に1回だけ出て初戦敗退)このプレイオフ1回戦止まりのブレイザーズには、「プレイオフ経験」がまだ足りないのでしょうか。やはり優勝、ファイナル、カンファレンスファイナルあたりまで進めないと、真の「プレイオフ経験」とは言えないのかもしれません。また、ブレイザーズはチーム全体の年齢が若く、リラードより年上なのはE.ターナーとE.デイビスしかいなく、この2人は過去プレイオフ経験者ですが、さほど大きな功績は残せていません。それ以前にこのチームはリラードのチームなのですから、むしろリラードが精神的にもプレーでも先陣を切る形になります。そのあたり苦しい要素にならなければいいのですが。マッカラムという相棒もいますし、第3戦、4戦で巻き返すことは十分考えられます。そうなると2勝2敗のイーブンとなり、これまた経験比重が大きくなってくるのですが…。

あと、同じ西のサンダーvs.ジャズ。

OK-3はシーズン終盤ほど機能していないように見えます。ウェストブルック、ジョージ、アンソニーBIG3は、ちょっと特殊なBIG3かもしれません。この中でアンソニーは年齢的にも完全にロールプレイヤー化しており、悪く言えばネームバリューでプレーできている感もあります。それでも要所ではボールが回ってきており、ゲーム2などは確率が上がってきませんでしたが、ノッてくると厄介なことには代わりありません。なによりもウェストブルックがこのまま黙っていそうには考えられず、どこかで大爆発するはずです。

ジャズは、PGにルビオ、SGにミッチェル、PFにフェイバーズ、Cにゴベアと一昔前の通称"オールドスクール"的な布陣です。これもユタという土地柄なのか(ストックトン&マローンのピック&ロールのように基本に重きを置く)、あまりスウィングマンは見かけません。センターに超巨人ゴベアを起き、インサイドでその存在感、そして意外と走れ、フェイバーズも泥臭くリバウンドを稼ぐ。ミッチェルというスラッシャーがいて、ルビオがアシストをベースに時折放つ確率の上がったスリーでコントロールするそのスタイルは、まさに現代の主流であるポジション以外の役目もこなして当たり前の「ポジションレス」と逆行するバスケですが、それがまた活きているということが面白く感じます。ミッチェルに関しては、騒がれているのは知っていましたし、シーズンのプレーも何度か見ましたが、個人的には懐疑的な見方だったのです。しかし、ゲーム2を見て、やはりただ者ではないなと思い改めました。動きやプレー的には今年同じくブレイクしている、オラディポに似ていると思っていますので、今年はこういったスタイルの選手が輝くシーズンなのかもしれません。ユタに久々に現れたスターだと思います。このままフランチャイズ・プレイヤーになって生涯ジャズだったりしたらファンは嬉しいでしょうね。

学校も個人情報に気を遣う時代

bungu.plus.co.jp

新年度、学校に通うお子さんをお持ちの方は、入学式や始業式の日に子どもがたくさん持ち帰ってきた書類・プリントの多さに辟易したと思います。学童指導票、保健調査票、災害等緊急時連絡確認票、就学費用支援申し込みの有無確認などなど…。どれも氏名や生年月日、住所、電話番号、家族構成まで聞かれるもので、学校ではマル秘扱いの個人情報資料です。入学時が一番多く、進級のときはそれよりも少ないですが、年に一度の確認作業と称して一旦返却され、再度提出しなければなりません。中には昨今何かと話題のPTAの総会や役員選出のための委任状なんかもあったりします。

そんな中、長男が通う公立中学校では、冒頭のリンク先にある文具メーカーPLUSの「カモフラージュホルダー」というクリアファイルが配られて、これに挟んで提出しなさいということでした。初めてみたのはちょうど1年前、そう長男が中学入学の最でしたが、今回改めて見て、やはり「今の世の中を反映した商品だよなぁ」と妙に納得するとともに、簡単な仕組みの割にはよくできていると思いました。

形状も大きさも素材もそこらへんにある普通のクリアファイルと変わらないのですが、唯一違うのは表裏に中身を見えにくくするカモフラージュパターンが施されているところです。ケシポンと同じ理屈ですね。不規則柄の細かい文字を寄せ集めて、文字を見えづらくするという仕組みです。

氏名や住所、電話番号なんかは個人情報と言えど、保護の度合いから言えばあってないようなもんですが、(目的により保護されるべき項目だけど、おそらくきっとダダ漏れだろうと推測)例えば世帯収入により受けられる就学費用援助の申請有無なんかは、それに比べて他人に知られたくない情報でしょう。なので、こういったデリケートな書類にはこのクリアファイルはうってつけだということです。

しかし、長女と次男が通う公立小学校ではこのクリアファイルの類は配られませんでした。茶色ではないもののA4サイズが入る大きめの封筒に入れて、学校と家庭を行き来する方法を取っています。ま、中学生と小学生ではクリアファイルの扱いが違う(小学生は振り回したりして中の書類が落ちる?)のでしょう。アホな中学生でも落とすとは思うのですが。笑

んー、いつものクセでちょっと欲しくなったのですが、プライベートでは使う場面ないかな。ファイルむき出しで出歩くこともないし、そもそも普通のクリアファイルでもよほど近づかなきゃ読み取られることはないでしょうな。

ノスタルジックと内輪騒ぎは似て非なるもの

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フジテレビ系新番組「石橋貴明のたいむとんねる」

昨日、テレビをザッピング(死語)していたら放送していたので、なんとなくチャンネルそのままにしていたところ、どうやら単発の特番ではなくレギュラー放送の初回だったよう。

もう石橋貴明が出ている時点で、だったいの察しというか内容がわかりそうで、案の定第一回ゲストの工藤静香おニャン子クラブ当時のことで話が進む。そこにサブMCのミッツ・マングローブ工藤静香のレコードジャケットなど資料を提供し割り込んでくる役目。確かにおニャン子クラブ全盛期、私も小学生でそれなりに見ていたし、今でも工藤静香はキムタクの奥さんである以前におニャン子クラブの影のあるヤンキーチックなメンバーだったという認識だし、石橋貴明にいたっては全盛期と言われる「夕やけニャンニャン」「ねるとん紅鯨団」その後の「生でダラダラいかせて!」あたりまではなんとなくでも見ていた世代なので、今放送を見ていて、懐かしい記憶が蘇ってきたりした。おそらくこの番組のターゲットもそこらへんの世代にそう思ってもらえるというのがコンセプトだろう。

しかし同じ80年代を語るにあたり、平野ノラがネタにするのと石橋貴明が喋るのとではだいぶ温度差があるように思う。平野ノラが「バブリー!」を叫んでも、最低でもクスクス笑いぐらいは起こるが、同様に石橋貴明が「ザギンで…」と語りだすと、「あぁ、またか」となりがち。少なくとも平野ノラはその当時まだ生まれていないので体感はしていない。ということは、年齢から考えても当時を生きている石橋貴明の話すことの方が当然リアリティがあるはずなのだが…。単純に平野ノラは一発ネタという舞台で、石橋貴明は自分の冠番組でやいやいやるというポジションが違うことを考慮しても逆転現象がする。

人徳?人柄?それはさておき、石橋貴明はふつうに喋ってるとそれほどクドくはない(と思う)。ところが意気揚々とパワーを打ち込んでくると画面の外には面倒くさい感が膨大してしまう。それを助長しているのがおそらくスタッフの笑い。それも本当に笑っているのではなく、演出という名の笑い声音声という手法。バカ殿やめちゃイケでも馴染みのあるこの"演出"は諸刃の剣で、笑うところですよという指示はもとより、無意識に笑いを強制させられてしまう。かと言ってシーンと静まり返ったりクスクス笑いだったりした場合、肝心のオチだったりボケだったりするところが台無しになってしまう。別にそれは否定も肯定もしないけれど、石橋貴明ひいてはとんねるずの番組では、まるでスタッフの反応を第一に考えた作りだと言われても仕方がない。80年代に比べて消費者はずいぶんと賢くなった。視聴者もテレビを見る目が肥え、テレビ以外のメディアが溢れかえったというのもあるけれど、つまらないものには見向きもしない。それでも現在でもそのスタンスを変えない石橋貴明は、それはそれである意味芸人なんだなと思う。

しかし、彼のトークの中にはさらに視聴者との疎外感を増大させるキーワードがある。それが「イシダ」。フジテレビの重鎮プロデューサーであり、とんねるず全盛期を支えた人物、石田弘氏。この名前が彼の口から出始めると一気にシラけ始める。おそらくテレビ業界の方々には知名度も実績も十分で、その内容はすぐに頭の中に入ってくるのだろうが、一般人には馴染みのない人物であり、そもそも番組スタッフとは裏方であり、顔出しすることもないという前提で見ているので、「ハァ?」となるわけである。今でこそプロデューサーやディレクターがちょいちょい番組内で登場することも珍しくなくなったが、それでも本業は制作・指揮側であり、演者ではない。これ以外にもとんねるずの番組は、総じてスタッフいじりが強い。

昨夜も「当時テレビ局の入館チェックは緩々だったため、TBSの玄関にあったグランドピアノが平然と盗まれた」という話は、普通に「あー、皆が浮かれていたそんな時代ならではだな」と普通に聞けているのだけど、工藤静香が石田プロデューサーの名を振った当たりから石橋貴明がイキイキし始めて、(当然、知らない人のために画面には石田氏の説明テロップが写真とともに映し出される)視聴者が遠のいていく。そんなことは石橋貴明本人ももうすでにわかっていると思うが、やはり自分たちを育ててくれた恩師でもある人の名を出すのは、実は人情味なのかもしれない。

工藤静香がポルシェを乗り回して、走り屋顔負けのギアチェンジだったという話は、同じ一般視聴者が知らないことでも、「工藤静香」という芸能人の裏エピソードとして聞かされるため、「やっぱり工藤静香ってヤンキー入ってるよね」とか「当時あの年齢でそういう車を乗り回してたんだね」という風にしか入ってこない。それを「何コイツ?」と思うか、「すげーな!」と思うか、「やっぱりそんな時代」と思うかはそれぞれで、いずれにしてもそこには裏方ではない演者の工藤静香の裏の話だから、どっちにしろ聞きたい。世間で翌日のお茶タイムネタにされるかもしれない。しかし、石田氏の話は業界人以外、99.9%翌日の世間話には挙がらない。この違いなのだろう。

さて、初回は引用記事のとおり視聴率3.9%というスタートである。ネットや各メディアでは、「各局ニュース時間帯の23時の枠はきつい」だの「キャスティングに魅力がない」だの「フジテレビのとんねるず石橋貴明)への手切れ金ならぬ手切れ番組だ」との意見が見られているが、ゆるいトーク番組としてはなくもないかなという感想。そもそも視聴率だってレコーダー全盛の時代、リアルタイムで見る層の数なんてアテにならないし、その数字は局側の方々にとってのみ重要な記録でしかない。そして工藤静香は老けたなと思うけれど、石橋貴明は年齢にしてみれば老けてない。(メガネのせいで違和感はあるが。)1クールぐらいで終わると思うし、ゲストはやはり石橋貴明ゆかりのある人物が出るのだろうけれど、ニュースに飽きていてリモコンをカチャカチャしてたまたま見つければ、何となくつけてても、それはそれでおかしくない。ニュースだってテレビでチェックしないといけない時代ではない。毎回バブル時代だけをノスタルジックに語られても困るのだけど、「リアル野球BAN」ぐらいのテンションなら、とんねるず全盛期を知らない我が家の小学生でも一定の需要はあるので、録画もゲストも放送日も追っかけたりしないが、ほんの少しだけ気にかけておくようにしようと思う。

それにしても、番組名がやはり他局放送であっても「ドラえもん」のひみつ道具から取ったのか、そのセンスは王道でわかりやすく、その点は評価したい。(笑)

女人禁制というならば完全排除すべき

ここ数ヶ月ずーっとゴタゴタしている角界ですが、例の土俵に女性はいいのかどうか問題。巡業中に挨拶に来ていた開催市の市長が突然倒れ、看護師である女性が救命措置のため土俵にあがったが、「女性の方は土俵から降りてください」の問題アナウンス。誰がどう見ても違和感アリアリ。というかそういうアナウンスが平静の声でできること自体がびっくりで、あの場なら「皆さん、落ち着いてください。誰か医療関係の方はいらっしゃいませんか!?」と航空機アナウンスのようなパニクった声色でアナウンスが流れるのがむしろ自然なんじゃないのか。そして子ども相撲大会の女児拒否。しかも前年までOKだったのが突然のNG通達。もうアホかと。確かに大相撲という世界は男性社会で伝統もあるだろう。実際伝統を重んじる歌舞伎の世界でも女性はいない。大相撲も別に「女性力士はダメ」でいい。だってどちらもプロの世界だから。大相撲はそれを生業にしている力士であって、学生相撲やアマチュア、ましてやチビっ子相撲なんかでそれを強制するのとは違う。相撲のファン拡大を謳うのなら、アマチュアまでは門戸は男女隔てなくていい。もしそこで「将来は大相撲力士になりたい」という女性が現れたら、それはごめんなさい無理ですでいい。そして相撲もどき(?)の女性大相撲協会を立会上げたらいい。土俵は神聖な場所。その言い分もわかる。けれど、救助で立ち入るのと子どもが「遊び感覚」で相撲を取るのは意味が違う。そう言えば少し前に、高校野球の甲子園で女性マネがグラウンドに入れない(ベンチは可)という話を思い出した。あれも同じ類の発想だ。けれど、女性は野球をしてはいけないという規則も伝統もない。オリンピックでソフトボールが復活したように、女性でもプレーしている人はゴロゴロいる。なのに、高校野球でグラウンドに立てないのはなぜだ?高校野球男児の競技だからか?女子プロ野球だって興行的にもメディア的にも全然成功していないかもしれないが、ちゃんと存在する。なのに相撲はどうだ?そんなに神聖化したいのならオリで囲んでしまえ。そして関わる者すべてを男性にすべきだ。それこそが真の女人禁制。でもそんなこと今の時代にできるか?女性自衛隊員だっている。女性警察官だっている。「危険だから=男のもの」という発想。もう古臭くて世界に通用しない。別に男女平等を主張するわけでもない。伝統は伝統。しかし今の角界は「錆びついた古い体質」と言われてもしかるべき発想しか持っていない気がする。女児だとケガをする?男児はケガをしないとでも?それを緩気で受け止めるのが大人じゃないのか。そういう身体を持っているから力士じゃないのか?

最近テレビに出まくっている志らくが面白いこと言った。

news.livedoor.com

貴乃花親方なら女児参加OKとしたか、例の問題アナウンスについてどう反応、対応したかは今となっては誰もわからないが、少なくとも春日野親方よりかは柔軟に行動していたような気がしてならない。貴乃花貴乃花で一連の非はあるけれど。

「監査役 野崎修平」をたまたま見て切なくなる

www.wowow.co.jp

またWOWOWの話になってしまうのですが、連続ドラマWで2018年1月~3月に放送していた「監査役 野崎修平」が、現在平日の午後に1話ずつ再放送しています。明日が最終回。元々これを放送していたのは知らなかったというか、WOWOWのスポット番宣で見かけたぐらい。その昔織田裕二大好き時期があって、彼の出演するドラマはほぼ欠かさず見ていましたが、いろいろ干されて(?)というか彼の結婚を機に結構地上波をはじめとしたメディアの日の当たるところで見かけなくなったので、直近で見たのは確かTBSの「IQ246」の法門寺沙羅駆の役だったかなぐらい。先週頭あたりに再放送がされているのをたまたま見て、展開が気になり毎日見ているという始末です。

この「監査役 野崎修平」の原作はビジネスジャンプというマンガとのこと。ビジネスジャンプという漫画誌自体名前は知っていても呼んだことがない。しかも連載されていたのは2000年初頭というのだから、まったく知らないはずです。しかしなぜに20年も後にドラマ化するのでしょうか。原作ファンからすると青天の霹靂でしょうね。

ストーリとしてざっくり言うと、監査役という大手銀行の役員になった主人公が、頭取や専務、乗務の様々な思惑や不正と対峙していくというもの。途中2話ぐらい見れなかったのですが、毎回槍玉に挙げられたキャストが次々左遷されていったり、もちろん主人公自体が窮地に陥ったり、頭取のラスボス感が満載だったりと、全体的には暗いドラマです。実直であるが故に、(役員からが愚直と揶揄されてますが)敵も多く、難題が次から次へと降りかかります。織田裕二の演技も相変わらず暑苦しく(※オーバーともいう)、イーデザイン損保のCMよろしく真面目で熱い熱血漢役は彼ならではといったところでしょうか。

さて、主人公の野崎修平は前述の通り不正が大嫌いで、自分の所属する銀行にとって不利益でも、ダメなものはダメだと公表し謝罪し、清廉潔白な企業体質を求める考え方なのですが、現在の自分にちょっと投影する部分があり…。

というのも、私も一宮仕え人間として、不正とはいかないまでも間違いや不正確性に目を瞑ることが出来ない性格。気になりだしたらずっと気になる性分ですので、同僚で仕事のやり方に適当さや不注意を見つけると、見過ごせないのです。ミスに気づいたらそのときに修正処理しておいたほうがいいと考えています。
私の上司は、「君の言う通り今までも実は正確性に書いていた案件など明るみになっていないだけで山ほどあるだろう。しかし限られた人員でこれだけの膨大な業務があり、全部を正確にきっちり処理するのは到底無理。人間は間違うもの。それをいちいち気にしていたらきりがない。ある程度は正確に処理しなければならないが、ミスが発覚して火の粉があがったときに対処すればいい。別に命を取られるわけじゃない」とたしなめるのですが…。後日監査などで指摘されて、修正することになったほうが手間取るし、やっぱり間違いは間違いなので。でも見つからなければ間違っていてもいいのか…?
そんなモヤモヤをずっと持ちつつ、火の粉だけならともかく火を吹いたときを想像すると不安で不安でしょうがない。でもそうやってテキトーにこなして、見つかったとき考えたらいいやっていうスタンスにはどうしても成りきれない自分がいて、働き方、考え方、信念などなど、答えは見つからないまま。見つかる人なんていないだろうけど。

このドラマ、エンディングのスタッフロールは、大都会をバックに主人公野崎修平こと織田裕二の後ろ姿の静止画のみで構成されています。やがて背景が脳トレの徐々に変化していく絵のように、すべて大空に変わっていくのですが。

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この時に流れているエンディング曲の悲壮感というか切なさが忘れられません。別に私は役員相手の仕事などしていないし派閥や出世などと無縁だけれども、侘しさ寂しさが募る今日このごろにこの曲は滲みました。サントラが出ているようですが、試聴を確認したところ収録されていませんでした。どうやらメインテーマのオーケストラver.っぽいのですが…。

NBAレギュラーシーズン終了時点でのプレイオフ1回戦予想

先ほどWOWOWで放送されていたクリッパーズレイカーズをもってNBA2017-18レギュラーシーズンの全日程が終了。最終順位が確定したので、番組でも早速プレイオフの対戦カード、トーナメント表が映し出され、出演者もいろいろな予想コメントをしていた。ここからが真のヤマ場と言ってもよいので、その気持ち、よくわかります。

では、プレイオフ1回戦のカードと現時点での予想を。

イースタン・カンファレンス

1位 ラプターズ vs. 8位 ウィザーズ

ウィザーズはJ.ウォール復帰後もまだ本調子のようではない。ラプターズは驚異的なプレイも絶対的存在もいないと言えばいないのだが、手堅く勝ってくるような気がする。意外と3pを多投するプレイスタイルがいつもどおり決まればあっさり抜け出しそう。ウィザーズのウォール&ビールが確変したとしても、今のラプターズにはちょっと苦しいか。ただS.イバカのテクニカル→退場などが起こったりなど、出場できなくなる顔ぶれ次第ではもつれる可能性もあるかもしれない。

2位 セルティックス vs. 7位 バックス

 セルティックスはK.アービングの全休が決まっていて、G.ヘイワードも出てくることはない。ディフェンスでこらえたいが、得点がほしい時に取れなさそうな気がする。当然G.アデトクンボがキーとなるがK.ミドルトンも安定しE.ブレッドソーも加えたオフェンスは魅力であるが、一時に比べてアデトクンボの調子が最近上がってこないのが気になるところ。それでもバックスがアップセットを起こしそうな気がする。

3位 シクサーズ vs. 6位 ヒート

シーズン終盤を16連勝で飾ったシクサーズは、J.エンビートが戻ってくることを考えれば驚異。ヒートはシーズン序盤から中盤で思いがけない好成績を上げ驚かせたけれども、ヤングスター達を擁する今のシクサーズにはあっさり負けそうな予感。それでもシクサーズに穴がないかと言えば、やはり経験不足。コントロールできなくなったとき、苦しくなった時に持ちこたえられる要素があれば、すんなり勝ち抜くのではないか。

4位 キャバリアーズ vs. 5位 ペイサーズ

WOWOWでも言っていたが例え4位のポジションでもL.ジェームズの存在は特異。いるかいないかで大きく左右する。MIP筆頭候補のV.オラティボをもってしてもプレイオフでは限界がきそう。個人的にはここでキャブスを叩いて欲しいのだけども、順位通りの結果が出ると思う。M.ターナーがさらに覚醒してくれたら頼りになるのだけれども。

ウェスタンカンファレンス

1位 ロケッツ vs. 8位 ティンバーウルブズ

J.バトラーがケガから戻ってきて、K.A.タウンズ、A.ウィギンズとのタレントで1位に挑むが、ロケッツの壁は高い。J.ハーデンにトラブルが無い限りは順当。その中でもC.カペラとタウンズのマッチアップでどちらがアドバンテージを得るかも面白い。ロケッツはアウトサイド主体で確率が落ちた時に、いかにオフェンスバリエが出せるか。ここでもたもたしているようだと、勝ち上がってもしんどさが増すばかり。

2位 ウォリアーズ vs. 7位 スパーズ

それぞれS.カリーとK.レナードが不在のまま迎える。スパーズはL.オルドリッジの出来と若いD.マレーの活躍が必須。ベンチからM.ジノビリとT.パーカーが出てくるが、精神安定剤以上の活躍を求めるのは酷か。一方、ウォリアーズはK.デュラント、K.トンプソンがファーストオプションになるが、シーズン終盤あたりからベンチが薄く感じ始めたのが更にマイナス要素。カリーの穴を残りのメンバーで埋めるのは気持ちの問題のような気もするが、最近のウォリアーズの戦いぶりで判断すると、意外ともつれるカードかも。

3位 ブレイザーズ vs. 6位 ペリカン

正直ブレイザーズと言われれば、真っ先にD.リラードとC.J.マッカラムの2人しか名前が出てこないぐらいだが、J.ヌルキッチやE.デイビスなど伏兵も多数存在。好調を維持するリラードがプレイオフに来て失速することは、彼の性格からしても考えにくい。ペリカンズはR.ロンドが復活してきているのが好材料。D.カズンズがいなくてもA.デイビスが引っ張り、ロンドとの"ニューオリンズ版ロブシティ"が多く見られ、点の取り合いになりそう。唯一A.デイビスが過去ケガがちなのが不安材料で、もしこのカード対戦中に負傷となれば一気にブレイザーズに傾く。健康であればペリカンズはいいところまでもつれて、アップセットも可能。

4位 サンダー vs. 5位 ジャズ

 R.ウェストブルック、P.ジョージ、C.アンソニーBIG3がプレイオフに登場。その姿を待ちわびていたファンも多いハズ。実はもはやウェストブルックのチームではあるが、セカンドサードオプションに彼らがいるのは手強い。シーズン中盤に崩壊しかけたケミストリーも最後はそれぞれ役割を再認識してプレイオフに入ったので、4位ながらも面白い存在である。ジャズは本当に派手さはないが、彗星ルーキーD.ミッチェルのGoToGuyぶりと、R.ゴベールの高さ、D.フェイバーズの縁の下-で得点を重ね、確実性が高い。R.ルビオのファンタスティックさはウルブズ時代と比べまるくなってしまったが、PGとして遜色はなく、ウェストブルックから始まるアップテンポな展開についていけるかが鍵になりそう。ミッチェルがここでも驚異を与えることができればサプライズとなるが、S.アダムスやC.ブリューワーが伏兵で存在感を見せ、総合力でサンダーか。

ハーデンに対する不思議な感覚

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WOWOWで放送していたロケッツ対ウィザーズの一戦。内容は終始ロケッツがリードし危なげない展開で、あとアシスト一つでハーデンがトリプルダブルという39得点10リバウンド9アシストの暴れよう。このことからもだいたいの内容は察してもらえるかと。

ところでうちの子はハーデンの大ファンであるが、88-89シーズンからNBAを知った私としては、どうもハーデンに対して素直にスゴいと思えないのである。よく「そもそもハーデンのステップ(特にステップバックショット)はトラベリングじゃないのか?」という意見と、「3ポイントラインで唐突な3ポイントショットでボールを振り上げた際に、なぜかディフェンスの手に当たりファウルを貰えるのでレフェリーを味方につけている」かのような意見を耳にするが、正直、前者はトラベリングくさいがトラベリングではない(それよりレブロンの走りながらパスキャッチする際の余計な一歩の方が気になる)と思うし、後者はディフェンスの手をよく見ていて当たるようにシュートモーションに入っているのだからテクニックだと思う。でもスッキリしないのは確かである。

なぜか?このモヤモヤ感はどこから来るのか?

それはハーデンに突出したクイックネスがあるわけでもなく、パワーがあるわけでもなく、それらを全面に押し出したプレイスタイルではないからなのかもしれない。例えばカイリーやカリーはそのボールハンドリングを駆使し、ガードならではのクイックネスで敵を翻弄しゴールにアタックする。ハーデンもハンドリングは長けている方でノロマというわけではない。レブロンのドライブは、その体格とパワーでディフェンスを弾き飛ばせることができるので、ほとんどが激しいボディの接触を伴ってリングにねじ込む。ハーデンはディフェンスを弾くというよりは、有名なユーロステップをつかってディフェンスを交わしてレイアップに持ち込み、ポンッと腕に手があたってファウルからのバスケットカウントがそのスタイルである。どちらもドライブからのリングアタックには正当な方法であるのだが、これは見る人の好みにもよるので、「圧倒的」を取るか「巧み」を優先するか…その違いなのだろう。

過去にもポジションは違えど、シャックはレブロン型でゴール下を支配し、オラジュワンはドリームシェイクで交わしてペイントゾーンを優位にするなど、タイプが異なる選手は山ほどいるし、それが当たり前なことなのだけど、ハーデンに至っては、オラジュワンのそれとは違った感覚を覚えるのである。

ということをあれこれ考えていると、ハーデンのバスケスタイルは、現代バスケットボールルール、ひいてはNBAルールを最大限利用し、元々持っている駆け引き能力を加えて得点を重ねる新しいタイプなのかもしれないと思い始めた。別に審判に賄賂を送っているわけでもないがほぼ笛が鳴り、アンクルブレイク(注:オフェンスのボールハンドリングに翻弄され、マークしているディフェンスがバランスを保てずフロアこけることの例え。まさにディフェンスの"足首を折る"ような動きのこと)を引き出すほどのムーブではないが、ディフェンスのいない方向や空間を作り出してそこを使う単純方法で、中・外を使い分けるだけ。実は正統派というかきっとバスケをしている人ならどこかの過程で教わっていることを高めた結果、ハーデンが出来上がったんじゃないのか。(ちなみにその土台はジノビリが作ったようにも思う)

そして、手放しでハーデンを認めることができないのは、この試合で果敢にドライブを試みたもののケガ明けで本来の動きではなかったスピードスターのウォールや、プルアップやノーマルのステップバックのジャンパーを決めていたビールのように、大多数の選手が行う技の速さや精度を上げた技を持つ彼らスター選手のムーブに対して、ハーデンの「実は正統派の(ような)動き」が対角に位置するからなのではないか。なのでズルく感じるし、ディフェンスを置き去りにする感がない上に「ピッ!」と笛が鳴るので「エ~ッ?」と感じる。

これらをベースにしてさらに普通にノーマークで打ってもスリーが入るし、フリースローも入る。おまけにアシストもある、まさしく無双。オフェンスバリエーションでほとんど見ることがないのは、ポストプレイからのターンジャンパーぐらいかも。あとフェイダウェイとか。(ステップバック自体が、ある意味フェイダウェイなので必要ないか)

でも天は全知全能を与えず、弱点はやはりディフェンスか。徐々に向上しているとの話ではあるが、その多彩なオフェンス能力と比べるとディフェンスは突出して良いとは評価されていない。

なので、今後、ロケッツが優勝を狙うためには、ハーデンがオフェンスでこのパフォーマンスを出すことはもちろん、ハーデンが抜かれた後のチームディフェンスも鍵を握っているんじゃなかろうか。プレイオフ、そしてファイナルはディフェンス力がキーになるというのはNBAの常識。相棒のポールはスティール能力が高いとは言え、年齢によるスピードの衰えも隠せない。ハーデンがファウルトラブルになったとき、それとアウトサイドが不調のとき、どんな戦い方ができるのか?しのげるのか? 

ハーデンのファンではない父が、消去法で選んだロケッツのウェスタンカンファレンス制覇を見守ることにします。